M.M.｜社員を知る｜株式会社FEN 採用サイト｜電気・通信インフラで未来をつなぐ仲間を募集

施工管理や製造の経験を活かし、設計職に挑戦

学生時代は電気を専攻し、前職では電設工事の施工管理をしていました。そして経験を積むうちに、「電気設備だけでなく、電力システムやエネルギーの工事に携わりたい」という気持ちが強くなり、転職を決意。電気はあらゆる人々の生活になくてはならないものですし、前職経験はもちろん、大学で学んだ知識をフルに活かせることもポイントでした。

ただ私のキャリアは少し特殊で、転職後は当時のグループ会社でケーブルの製造に携わることからスタート。実務を通して製品に触れながらそれぞれの仕様や特徴を学んだ後、3年目に電力システムの設計を手掛ける部署に異動しました。設計業務は完全未経験だったので、新人に戻ったつもりで一から勉強しましたね。もちろん最初は苦労しましたが、周囲の先輩方が何でも優しく教えてくれたおかげで一人前へと成長できたのだと思います。

また、数多くの案件を担当できたことも成長につながりました。電力エンジニアリングにはひとつとして同じ現場が無く、設計に取り組むたびに新たな発見があります。それにこの仕事には技術営業的な側面もあり、施主に対してプレゼンや提案を行うこともしばしば。その結果、対人スキルやネゴシエーションスキルも磨かれ、幅広いスキルアップを実現してきたなと実感しています。

設計はいわば、プロジェクトの旗振り役

私は現在、主に太陽光発電や風力発電、洋上風力発電などの再生可能エネルギー案件や工場向けの電力システム設計を手掛けています。例えば太陽光発電であれば、まず現場環境をリサーチし、太陽光パネルの設置場所と電力会社の送電線をつなぐ適切なルートを企画・設計します。また送電容量やコスト面などを踏まえて最適なケーブルサイズを選定したり、顧客と直接コミュニケーションを取ったりと、エンジニアリングの最上流で“プロジェクトの旗振り役”として幅広い業務に取り組めるのは、この仕事ならではの特徴だと思います。

また、以前はケーブルを地中に埋設する工事が多かったのですが、再エネ案件では河川や鉄道を横断するために推進工法、専用橋や電柱の構築といった土木設計を手掛けるケースも多く、新しい工法に取り組むチャンスも少なくありません。

未経験というのが壁になることもありますが、電線工事などの過去の事例や文献を調べ、現場の安全性や工事のしやすさも考えて様々なアプローチを検討していく工程は難しくもあり、大きなやりがいでもあります。そしてシミュレーションとトライアンドエラーを重ね、無事に工事完了したときは、責任を果たせた充実感と安心感で胸がいっぱいになるほどです。

仲間とゴールを目指す醍醐味もFENならでは

FENの魅力は、社員同士が相互に助け合い、一人ひとりの挑戦をバックアップしてくれることだと思っています。私自身、この年になってもまだ「こういう時はどうしたらいいんだ」と悩むことがあります。そんな時も一人で抱え込むことなく、周囲がさまざまなアドバイスやアイデアをくれる。そうやって協力し合いながらゴールを目指す瞬間は非常に楽しいものです。若手であっても難しい案件に進んで挑戦できる環境が整っていますので、これから入ってくる方にもぜひ失敗を恐れずチャレンジしてほしいですね。

私自身、今後は設計業務に注力するだけでなく、ゆくゆくは若手育成の仕組みづくりにも携わってみたいと考えています。例えば「FENアカデミー」のような教育制度を創設できれば、ベテランから若手への技術継承や最新工法を学ぶこともよりスムーズになるはず。次の時代を担うメンバーのためにも、より良い教育環境を構築していきたいと思います。

設計業務では、論文や参考書にある様々な計算式を勉強することも多く、「興味を持って調べる」ことが重要なスキルになります。その素養があれば、電気が専門外の方も成長のチャンスは十分。チームワークを大切にしながら、明るく、元気よく頑張れる方と出会えることを楽しみにしています。