再エネコンサルタント

対応範囲

  1. 自営線ルート設計
  2. 系統連系協議および占用申請業務
  3. 測量および調査業務
  4. 工事積算

1.自営線ルート設計

自営線ルート選定

地形条件(山岳部、平野部、河川横断部など)や地域環境はもとより、自営線として考慮しなければならない法令や要件などを調査し、新規発電設備より電力会社様の連系点へ最適なルートを提案します。

電線路方式

地中送電線では、直接埋設方式、管路埋設方式、洞道・暗渠方式、開渠(ピット)方式などがあり、架空送電線方式では、架空線(鉄塔&裸線)、架空電線(電柱&絶縁電線)、架空ケーブル(電柱&ちょう架CVTケーブル)方式等があります。それぞれメリット・デメリットがあるのでその場の環境や、コスト面から最適な方法を選択します。

重要横断物の対策

ルート形成面で重要構造物対策が必要となる場合は、その対処方法の比較検討と共に代替えルートの調査等を行います。また、河川や鉄道などの横断設備については、行政や事業者との協議を行い、適正な工法等を提案します。

地権者様対応

自営線ルートにおいて、民地への電柱設置や管路ルートの一部が民地に入らざるを得ないケースがあります。その際は、円滑な交渉となるように、事業者様をサポートします。

2.系統連系協議および占用申請業務

電力会社様との連系協議

発電設備の系統連系協議など、設備形態の協調も含めてサポートいたします。また、連系や保護協調に必要な電線路データの算出等の業務を行います。

連系先設備への対応

連系先設備に対応した自営線側設備(終端接続部・鉄塔・ガントリーなど)の仕様を選定し、品質の高い最良の設備形態をご提案します。

自営線ルートの占用手続き

公道(国道・都道府県道・町道・村道・林道・法定外公共物等)占用、河川横断占用など、各管理者との折衝・協議を行います。また道路台帳や公図の取寄せを行い、占用・使用の許認可手続き等に必要な書類作成をし、申請をサポートします。

3.測量および調査業務

測量および成果図面

自営線ルート選定に必要な基準点測量、平面測量、水準測量などを行い、測量結果に基づいた測量成果図面(平面図、縦断図、横断図等)を作成します。

埋設物調査・試掘調査

既設埋設物調査(電気・ガス・水道・下水道・通信)結果を測量図面に反映し、既設埋設物と干渉しないよう電力ケーブル用埋設管路ルートおよび地中箱(マンホール, ハンドホール)の配置計画を行います。既設埋設物との離隔が少ない箇所、深く掘削する必要がある箇所では、実際に1~2m角で路面を掘削し、既設埋設物を実際に確認する試掘調査を行い、精度の高い埋設管路ルートを提案します。

地質調査

鉄塔、自立鋼管柱、専用橋など基礎工事あるいは杭基礎工事が必要な場合には、ボーリング調査などによる地質調査を行い、基礎コンクリートや杭の大きさ(本数、長さなど)の選定を行います。

4.工事積算

仕様選定および工事数量算出

地形や環境条件に応じた電線路設計と適正な電線種類、収容管路、支持物(コンクリート柱・鉄塔)、地中箱(マンホール, ハンドホール)など自営送電線に関する一連の仕様選定と数量算出を行います。

ケーブル調達

66kV以上の特別高圧ケーブルは、国内ではメーカー3社でしか供給できないのが実情です。66kV未満も含めFENでは複数のケーブルメーカーと取引しており、お客様のご要望にお応えできます。

積算業務

FS(Feasibility Study)段階における基本設計から、詳細な調査設計を含むEPC(設計・調達・施工)での工事見積にも対応しています。地中線・架空線および電圧問わず、ケーブルまたは電線に関わるもの、あるいは変電所、発電所に関わるもの等、お問い合わせお待ちしています。